普通自動車の登録台数を発表している「自販連(一般社団法人 日本自動車販売協会連合会)」と、軽自動車の登録台数を発表している「全軽自協(一般社団法人 全国軽自動車協会連合会)」の統計データをもとに、新車登録台数と中古車登録台数の推移を紹介しています。
2022年1月における自動車登録台数の推移と、中古車情報サイト「車選びドットコム」の販売数推移から、中古車市場の動きを分析していきます。
当社の提供する中古車販売管理システム「symphony(シンフォニー)」では、車両の仕入から広告掲載、販売後のアフターサービスまで、これ一つで管理して頂けます。
詳しく見る自動車販売市場の動向(2022年1月)
新車登録台数は前月から微減となり、前年比で85.8%となりました。前年比での10ポイント以上のマイナスはこれで5か月連続となっています。
また、中古車登録台数は前年比で95.8%となりました。新車に比べて乖離は少ないものの、中古車も8か月連続で前年比を下回っています。新車登録台数減少の影響を受け、中古車市場でもタマ不足が発生しており、今後も低い水準の推移が続くと見られます。
自動車販売市場(2021年度)
2021年度 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | 平均 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
新車登録台数 | 349,894 | 319,318 | 365,631 | 377,448 | 319,697 | 318,371 | 279,241 | 352,455 | 336,442 | 329,699 | 334,830 | ||
前年比 | 129.4% | 146.3% | 105.3% | 95.2% | 97.9% | 67.8% | 68.7% | 85.6% | 88.6% | 85.8% | 92.7% | ||
中古車登録台数 | 582,902 | 500,723 | 571,138 | 528,544 | 494,354 | 543,642 | 534,662 | 514,741 | 511,442 | 451,153 | 523,330 | ||
前年比 | 106.5% | 114.4% | 99.7% | 87.5% | 94.3% | 94.0% | 87.5% | 96.8% | 92.7% | 95.8% | 96.4% |
中古車情報サイトの動向(2022年1月)
2022年1月の中古車情報サイト(車選びドットコム)での中古車販売台数を紹介いたします。販売台数は前年比113.8%となり、今年度最多の台数を記録しています。
※過去25ヶ月の自動車販売市場と中古車情報サイト「車選びドットコム」の市場動向を比較しています。
※「車選びドットコム」の市場動向は、加盟店専用レポートからの抜粋のため、詳細数値は非公開としています。
国産車の中古車販売傾向【人気ランキング】
「車選びドットコム」の市場動向から調査した、国産車の2022年1月中古車販売傾向を紹介します。
ボディタイプ別販売ランキング
2022年1月の国産車のボディタイプ別ランキングを見てみると、順位変動はなかったものの、「軽自動車」が8.9%増加と大きく割合を伸ばしています。
順位 | ボディタイプ | 割合 | 変動率 |
---|---|---|---|
1位 | 軽自動車 | 39.6% | +8.9% |
2位 | ミニバン / ワンボックス | 16.2% | -1.8% |
3位 | コンパクト / ハッチバック | 13.1% | -2.4% |
4位 | 軽バン / 軽ワゴン | 8.2% | -0.8% |
5位 | セダン / ハードトップ | 5.6% | -1.1% |
車種別販売ランキング
国産車の車種別ランキングを見てみると、ワゴンR(スズキ)が1位にランクイン。軽自動車の割合が大きく増えたことで、タントカスタム(ダイハツ)、アルトラパン(スズキ)などの車種が順位を上げています。
順位 | 車種(メーカー) | 順位変動 |
---|---|---|
1位 | ワゴンR(スズキ) | ↑(前回4位) |
2位 | タントカスタム(ダイハツ) | ↑(前回3位) |
3位 | セレナ(日産) | ↓(前回1位) |
4位 | タント(ダイハツ) | ↑(前回9位) |
5位 | アルトラパン(スズキ) | ↑(前回10位) |
6位 | プリウス(トヨタ) | ↓(前回2位) |
7位 | エブリイ(スズキ) | ↓(前回5位) |
8位 | ライフ(ホンダ) | ↑(前回圏外) |
9位 | ステップワゴン(ホンダ) | ↓(前回6位) |
10位 | ワゴンRスティングレー(スズキ) | ↑(前回15位) |
輸入車の中古車販売傾向【人気ランキング】
「車選びドットコム」の市場動向から調査した、輸入車の2022年1月中古車販売傾向を紹介します。
ボディタイプ別販売ランキング
輸入車のボディタイプ別ランキングを見てみると、「ステーションワゴン」が2.4%増加。一方で、「クーペ」は2.8%減少となりました。
順位 | ボディタイプ | 割合 | 変動率 |
---|---|---|---|
1位 | コンパクト / ハッチバック | 29.5% | 0.0% |
2位 | SUV / クロカン | 20.2% | +1.1% |
3位 | セダン / ハードトップ | 16.0% | -0.9% |
4位 | ステーションワゴン | 14.8% | +2.4% |
5位 | クーペ | 8.6% | -2.8% |
車種別販売ランキング
輸入車の車種別ランキングを見てみると、前回圏外だった500(フィアット)、パサートヴァリアント(フォルクスワーゲン)がランクイン。その他、前回22位のX1(BMW)が10位にランクインしています。
順位 | 車種(メーカー) | 順位変動 |
---|---|---|
1位 | ミニ(BMW) | →(前回1位) |
2位 | 500(フィアット) | ↑(前回圏外) |
3位 | ミニクラブマン(BMW) | ↑(前回9位) |
4位 | ゴルフ(フォルクスワーゲン) | ↓(前回2位) |
5位 | 911(ポルシェ) | ↑(前回8位) |
6位 | up!(フォルクスワーゲン) | →(前回6位) |
7位 | ポロ(フォルクスワーゲン) | ↓(前回5位) |
8位 | 320i(BMW) | ↓(前回3位) |
9位 | パサートヴァリアント(フォルクスワーゲン) | ↑(前回圏外) |
10位 | X1(BMW) | ↑(前回22位) |
symphonyは中古車販売店様の経営活動を応援します
車選びドットコムでは、symphonyをご利用いただいている加盟店に向けて、月に一度上記のレポートよりも詳細な小売データレポートを発行しています。各ボディタイプで人気の車種をご紹介している他、年式・走行距離・価格帯・カラー別での販売割合もご確認いただけます。
目まぐるしく変わる社会情勢に対して、常に変化が求められる昨今。データを分析して高速でPDCAを回して行く必要があります。
車選びドットコムでは15年以上の中古車情報サイトの運営実績で蓄積したノウハウを、中古車販売店の皆さまにご提供していますので、気になる方はぜひお問合せ下さい。
中古車販売をされている方へ
中古車販売店の多くが新規集客や単価向上に苦しんでいます。
インターネットの発達でお客様は簡単に価格やスペックを比較できるようになりました。
そんな中で中古車販売店様が利益を上げていくには、「露出アップ」と「車両情報の最適化」が必要不可欠です。また、付帯商品を使って単価向上したり、リピート顧客を確保したりするなど、するべきことがたくさんあります。
車選びドットコムの提供する中古車販売管理システム「symphony」では、車両の在庫管理から広告掲載、販売後の保証やアフターサービスまで、中古車販売に関するあらゆる業務をひとつでご利用することができます。