普通自動車の登録台数を発表している「自販連(一般社団法人 日本自動車販売協会連合会)」と、軽自動車の登録台数を発表している「全軽自協(一般社団法人 全国軽自動車協会連合会)」の統計データをもとに、新車登録台数と中古車登録台数の推移を紹介しています。
2022年2月における自動車登録台数の推移と、中古車情報サイト「車選びドットコム」の販売数推移から、中古車市場の動きを分析していきます。
当社の提供する中古車販売管理システム「symphony(シンフォニー)」では、車両の仕入から広告掲載、販売後のアフターサービスまで、これ一つで管理して頂けます。
詳しく見る自動車販売市場の動向(2022年2月)
新車登録台数は生産調整による落ち込みが続き、前年比で見ると82.0%となりました。軽自動車の新車登録台数は140,969台と今年度最高を記録したものの、前年比では83.0%と低水準の推移であることが伺えます。
中古車登録台数は前月から増加したものの、前年比で90.7%となりました。決算期となる3月は新車・中古車の登録台数が増加する傾向にあるものの、新車の減産が続いているため例年よりも落ち込むと予想されます。
自動車販売市場(2021年度)
2021年度 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | 平均 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
新車登録台数 | 349,894 | 319,318 | 365,631 | 377,448 | 319,697 | 318,371 | 279,241 | 352,455 | 336,442 | 329,699 | 354,668 | 336,633 | |
前年比 | 129.4% | 146.3% | 105.3% | 95.2% | 97.9% | 67.8% | 68.7% | 85.6% | 88.6% | 85.8% | 82.0% | 91.6% | |
中古車登録台数 | 582,902 | 500,723 | 571,138 | 528,544 | 494,354 | 543,642 | 534,662 | 514,741 | 511,442 | 451,153 | 509,685 | 522,090 | |
前年比 | 106.5% | 114.4% | 99.7% | 87.5% | 94.3% | 94.0% | 87.5% | 96.8% | 92.7% | 95.8% | 90.7% | 95.9% |
中古車情報サイトの動向(2022年2月)
2022年2月の中古車情報サイト(車選びドットコム)での中古車販売台数を紹介いたします。2022年1月に販売台数が大きく増加したこともあり前月比で見ると減少となりましたが、前年同月とほぼ変わらない台数を記録しています。
※過去25ヶ月の自動車販売市場と中古車情報サイト「車選びドットコム」の市場動向を比較しています。
※「車選びドットコム」の市場動向は、加盟店専用レポートからの抜粋のため、詳細数値は非公開としています。
国産車の中古車販売傾向【人気ランキング】
「車選びドットコム」の市場動向から調査した、国産車の2022年2月中古車販売傾向を紹介します。
ボディタイプ別販売ランキング
2022年2月の国産車のボディタイプ別ランキングを見てみると、「軽バン / 軽ワゴン」が1.9%増加し、割合が10.0%となりました。
順位 | ボディタイプ | 割合 | 変動率 |
---|---|---|---|
1位 | 軽自動車 | 35.6% | -4.1% |
2位 | ミニバン / ワンボックス | 15.3% | -0.9% |
3位 | コンパクト / ハッチバック | 13.5% | +0.4% |
4位 | 軽バン / 軽ワゴン | 10.0% | +1.9% |
5位 | セダン / ハードトップ | 6.5% | +0.9% |
車種別販売ランキング
国産車の車種別ランキングを見てみると、タントカスタム(ダイハツ)が1位、エブリイ(スズキ)が2位にそれぞれランクイン。また、NV100クリッパー(日産)が8位にランクインするなど、軽自動車が上位を占める結果となりました。
順位 | 車種(メーカー) | 順位変動 |
---|---|---|
1位 | タントカスタム(ダイハツ) | ↑(前回2位) |
2位 | エブリイ(スズキ) | ↑(前回7位) |
3位 | セレナ(日産) | →(前回3位) |
4位 | プリウス(トヨタ) | ↑(前回6位) |
5位 | ワゴンR(スズキ) | ↓(前回1位) |
6位 | タント(ダイハツ) | ↓(前回4位) |
7位 | ヴォクシー(トヨタ) | ↑(前回15位) |
8位 | NV100クリッパー(日産) | ↑(前回圏外) |
9位 | ワゴンRスティングレー(スズキ) | ↑(前回10位) |
10位 | ライフ(ホンダ) | ↓(前回8位) |
輸入車の中古車販売傾向【人気ランキング】
「車選びドットコム」の市場動向から調査した、輸入車の2022年2月中古車販売傾向を紹介します。
ボディタイプ別販売ランキング
輸入車のボディタイプ別ランキングを見てみると、「ステーションワゴン」が3位に上昇。「クーペ」も4.2%増加と割合を大きく伸ばしています。
順位 | ボディタイプ | 割合 | 変動率 |
---|---|---|---|
1位 | コンパクト / ハッチバック | 28.3% | -1.2% |
2位 | SUV / クロカン | 20.3% | +0.1% |
3位 | ステーションワゴン | 13.2% | -1.6% |
4位 | セダン / ハードトップ | 13.0% | -3.0% |
5位 | クーペ | 12.8% | +4.2% |
車種別販売ランキング
輸入車では、前月10位以内での順位変動が多い結果となりました。ミニクラブマン(BMW)は前月に引き続き3位を維持しています。
順位 | 車種(メーカー) | 順位変動 |
---|---|---|
1位 | ミニ(BMW) | →(前回1位) |
2位 | ゴルフ(フォルクスワーゲン) | ↑(前回4位) |
3位 | ミニクラブマン(BMW) | →(前回3位) |
4位 | 500(フィアット) | ↓(前回2位) |
5位 | 911(ポルシェ) | →(前回5位) |
6位 | up!(フォルクスワーゲン) | →(前回6位) |
7位 | Q5(アウディ) | ↑(前回29位) |
8位 | X1(BMW) | ↑(前回10位) |
9位 | ゴルフヴァリアント(フォルクスワーゲン) | ↑(前回12位) |
10位 | 320i(BMW) | ↓(前回8位) |
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