中古車販売事業者は近年増加傾向にあることをご存じでしょうか。
総務省・経済産業省の調査によると、2004年から減少傾向にあった中古自動車小売業の事業者数は2014年ごろを底に、直近で入手可能な2016年の調査実績(※)では140%の伸び率を見せています。
背景には、整備事業者の中古車販売業への進出、インターネットの発展による共有在庫を含めた業販市場のオンライン取引増加に伴う仕入方法の多様化・簡易化などがあげられます。
環境の変化に伴い、市場への参入は比較的容易になっているものの、実際に経営してみると「こんなはずでは…」と想定外の事態が発生してしまうことも少なくありません。
そこでこちらの記事では、中古車販売管理システム「symphony」の加盟店様からヒアリングして分かった、経営していく中でハードルとなりやすい事例と、具体的な解決策をまとめました。
(※)総務省統計局「平成28年度経済センサス-活動調査」より
CASE① 在庫車両の管理、帳票類作成
中古車販売店を経営する場合、商品車・在庫車の管理や、商談時における見積書・契約書など様々な書類作成も必要になります。
Excelやフリーソフトで管理することも可能ですが、自動車は仕入時・販売時の車両価格だけでなく、加修費用や陸送関連費用、登録費用、自動車税、自賠責保険料など管理する情報が多くあり、これらを正確に管理するには大きな労力を要します。
また、法改正毎に帳票類のフォーマットを作成したり、各集計を行うための計算式を自身で用意しないといけないことも考えると自社で作りこむには手間がかかり、業務時間を奪われてしまいます。
車両管理を行わず、販売だけ実施するという場合でも、商談→成約ごとに必要な書類に車両情報・顧客情報・取引情報を入力していく必要があり、売れれば売れるほど手間が増えていってしまいます。
このような管理上の不具合を解消するため、各社で様々な中古車販売管理システムが提供されています。管理システムそれぞれに特徴があるので、経営状況に合ったシステムを導入されることをおすすめします。
近年では無料のシステムも数多くありますが、有料システムであれば販売店毎に専任の担当者が付き、またコールセンターを完備している場合もあるため、導入後も手厚いサポートが期待できます。また、担当者とのやり取りから他社の動向を聞くこともできるため、コスト以上にリターンが期待できます。
中古車販売管理システムの導入を検討されている方に向けて、サービス比較資料をご用意しております。
資料請求するCASE② 遠方納車のトラブル
続いては納車後に発生する問題についてご紹介いたします。
Web媒体への広告掲載が主流となった昨今、多くの販売店が中古車情報掲載サイトに車両を掲載しています。
Webに展開することで日本全国、より多くのお客様に自社の車両を宣伝できるようになった一方で、遠方のお客様への車両販売になると販売後の対応が難しくなるという問題もあります。
中でも遠方納車の場合、車両の故障などの対応が難しいことからトラブルに発展するケースも増えているようです。
このようなトラブルを避けるためにも、車両販売時に保証サービスを付帯することをお勧めします。
車両保証サービスによっては、近隣にある保証会社の提携工場で修理可能な場合も多いため、もしもの場合にもスムーズに対応できるでしょう。
また、車両保証を付帯することで、保証を付帯していない車両と比較し、購入検討時のお客様の不安を和らげる効果も期待できます。
「車選びドットコム保証 EGSプラス」では、全国3,000か所以上の整備ネットワークで修理対応を行うため、遠方のお客様に対してもスピーディーに一定品質のサポートを提供できます。
保証紹介ページを見るCASE③ 古物台帳の記入
最後は中古車販売店を経営していくうえで切り離せない、「古物台帳」の管理について事例をご紹介いたします。
※古物商許可証の取得方法については「中古車販売店開業マニュアル① ~手続き編~」で詳しく説明していますので、ぜひご覧ください。
「古物台帳」は古物営業法で作成が義務付けられており、古物商を営む場合には必ず管理しなければならない帳簿になります。
記録義務を守らない場合、「6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金、もしくは両方」が科せられる可能性があります。
こちらもCASE①の例のように自社で管理・作成することはできますが、記入漏れが発生しないようにする必要があるうえに、取引から3年の間は帳簿を保存し続ける必要があるなど、取り扱いに注意を払わなければいけません。
こちらの古物台帳の管理にも中古車販売管理システムが有効です。
販売管理システムを用いて仕入や販売した車両のデータを登録することで、自動的に古物台帳を作成してくれるシステムも存在するため、記入漏れの不安なく、正確な情報を自動で管理可能です。
また、クラウドサービスであれば、自身のPC内でデータを管理しておく必要もないため、データ紛失のリスクも回避できます。
弊社の取り扱っている「symphony(シンフォニー)」でも同様の機能がご利用いただけます。
興味のある方は是非お問合せください。
ここまで、中古車販売業を営む上で陥りやすい落とし穴についてご紹介させていただきました。
開業・独立をご検討の方やシステム導入・業務効率化をご検討の中古車販売店様がいらっしゃいましたら、お気軽にお問合せください。
中古車販売店の開業を考えている方へ
中古車販売店の業務は、仕入業務や在庫管理、広告媒体への掲載、販売後の顧客管理など多岐に渡ります。多くの中古車販売店様は、こういった数多くの業務を管理システムを利用して効率化を図りながら行っています。
当社が提供する中古車販売管理システム「symphony」は、こういった中古車販売に必要なあらゆる機能を搭載したシステムになっています。また、一度入力した車両情報は、広告情報や見積書、請求書などに自動反映されるため、情報入力の手間を省くことができます。併せて、広告媒体への掲載と販売車両保証サービスもご利用いただけるため、「業務効率化」だけでなく「収益拡大」「販路拡大」にも貢献いたします。
ご不明点や開業に関してご不安な点がございましたら、お気軽にお問合せください。
中古車販売店の開業を考えている方へ
中古車販売店の業務は、仕入業務や在庫管理、広告媒体への掲載、販売後の顧客管理など多岐に渡ります。多くの中古車販売店様は、こういった数多くの業務を管理システムを利用して効率化を図りながら行っています。
当社が提供する中古車販売管理システム「symphony」は、こういった中古車販売に必要なあらゆる機能を搭載したシステムになっています。また、一度入力した車両情報は、広告情報や見積書、請求書などに自動反映されるため、情報入力の手間を省くことができます。併せて、広告媒体への掲載と販売車両保証サービスもご利用いただけるため、「業務効率化」だけでなく「収益拡大」「販路拡大」にも貢献いたします。
ご不明点や開業に関してご不安な点がございましたら、お気軽にお問合せください。