※今回の記事は今後中古車販売店経営を志す方や、独立開業を考えている方向けの記事です。
※記載されている情報は2022年12月時点での情報です。
新規開業する際に気になるのは、やはり開業後の資金繰りや車両仕入などのお金周りではないでしょうか。
金融機関に借入れされる方もいらっしゃると思いますが、実は地方自治体の取り組みとして小規模事業者を支援する助成金制度があり、そちらの制度を利用することが可能です。
こちらの記事では中古車販売店様が利用可能な補助金と、併わせて減免制度について解説していきます。
開業に必要な手続きが知りたい方は「中古車販売店開業マニュアル① ~手続き編~」という記事で紹介していますので、ぜひこちらもご確認ください。
車選びドットコムでは、中古車販売に特化した中古車販売管理システム「symphony(シンフォニー)」をご提供しております。symphonyを利用すれば一度の広告情報入力で「カーセンサー」や「ヤフオク!」など10以上の広告媒体に掲載することができます。
詳しく見る資金調達時に役立つ補助金について
小規模事業者持続化補助金
こちらは小規模事業者の販路開拓及び業務効率化の取り組みを支援するために、50万円を上限として補助金を受け取ることのできる制度です。
こちらの対象となる小規模事業者は業種により定義が異なります。中古車販売店の場合は商業・サービス業に当たるため、常時使用する従業員数が5名以下の場合に対象となります。
補助対象となる経費には種類があり、販売管理システムの導入は補助対象の取り組みに当たるため申請することが可能です。
申請までのハードルは少々高いですが、承認されれば管理及び広告費の3分の2が補助されるので立ち上げ段階の業務効率化に大きく役立ちます。
以下に対象条件及び必要になる書類をまとめましたので、合わせて参照ください。
対象条件
- 商工会議所の管轄地域内で事業を営んでいる小規模事業者
- 申請時点で開業届を提出していること
申請先
- 各県税事務所へお問合せ下さい。
必要書類
- 「事業支援計画書」
- 「事業承継診断票」(代表の方の年齢が60歳以上で、審査時に「事業承継加点」の付与を希望する事業者のみ必要となります)
- 別途、各都道府県商工会連合が公表する公募要領を確認の上、自治体の連合会に必要書類等を申請下さい。
※上記は一例です。実際に申請される際には各都道府県商工会連合が公表する公募要領をご確認ください。
車選びドットコムでは「小規模事業者持続化補助金」にて申請が可能な、中古車販売管理システム「symphony(シンフォニー)」をご提供しております。
詳しく見る税金の減免制度について
商品車を取り扱う際には商品車減免という制度があり、こちらは古物営業許可を受けている方であれば、一定の条件を満たせばどなたでもご利用頂ける制度となっています。種類によりますが、中には減税だけでなく税金自体を免除するものもあるため、利用して損はない制度といえます。
普通自動車の自動車税
普通自動車を商品車として所有している場合は、自動車税が減税されます。
下記の条件を満たす車両であれば、年税額の12分の3を上限に自動車税を減免することが可能です。申請期限が4月1日から5月31日までと短いので、忘れずに実施することをお勧めします。
対象条件及び申請先、必要書類は一般的に以下の通りです。
対象条件
- 該当車両を商品として所有していること
- 中古商品自動車(所有権が自社にあり、店頭又は広告媒体に商品として展示している車両)であること
- 代車利用や社員の通勤、業務での運行を行っていないこと
申請先
- 各県税事務所へお問合せ下さい。
必要書類
- 減免申請書
- 古物商許可証の写し
- 一般財団法人日本自動車査定協会が発行する「商品中古自動車証明書」
- 自動車納税通知書の写し
※申請方法及び各種条件は地方自治体より異なります。実際に申し込まれる際には「都道府県名 商品車減免」等で検索し、該当の方法で申請下さい。
軽自動車の自動車税
軽自動車を商品車として所有している場合は、減税ではなく自動車税が免税されます。
普通自動車と軽自動車の場合では申請先が異なるので注意が必要です。
軽自動車の場合の対象条件及び申請先、必要書類は一般的に以下の通りです。
対象条件
- 課税対象予定年の4月1日現在登録のある軽自動車(二輪車含む)
- 販売会社または古物商許可証の方の名義であること
- 販売目的の車両であり使用していないこと(※試乗車や代用車・リース車は対象外)
- 定置場が該当申請先地域であること
申請先
- 営業地域の市区町村役所へお問合せ下さい。
必要書類
- 課税免除申請書
- 古物許可証の写し
※上記は一例です。実際に申請される際には営業地域の市区町村役所等にお問合せ下さい。
環境性能割
商品車として車両を仕入れる場合、環境性能割についても税金の減免を受けることができます。しかも、環境性能割は普通自動車・軽自動車問わず、税金自体が免除となります。
申請は自動車税と同じく、必要書類を用意した上でそれぞれの申請先に提出して頂く形になります。
こちらの対象条件、申請先及び申請に必要な書類は以下になります。
対象条件
- 名義が所有・使用ともに同一の自動車販売業者名義となっていること
- 代車利用や社員の通勤、業務での運行を行っていないこと
申請先
- 営業地域の自動車税事務所へお問合せ下さい。
必要書類
- 自動車販売業者届出書
- 古物商許可証のコピー
- 自動車税(環境性能割・種別割)申告書(報告書)
※上記は一例です。実際に申請される際には営業地域の自動車税事務所等にお問合せ下さい。
中古車販売における補助金と減免制度まとめ
自動車販売店経営の際に知っておくと得をする、補助金及び税金の減免制度は以下の通りです。
- 小規模事業者持続化補助金
- 普通自動車の自動車税の減税
- 軽自動車の自動車税の免税
- 環境性能割の免除
記載した内容は営業されている地域により異なるため、ご利用を検討される際には営業地域の関連窓口へお問い合わせ下さい。
また、経営するにあたって気になる税務のポイントについては、「【税理士監修】中古車販売店向け税務のポイント」からご確認いただけます。
※本サイトの情報掲載において、信頼できる情報をご利用者様へお届けすべく努力をしていますが、その正確性、最新性、完全性、有用性、信頼性、適法性、特定目的への適合性または第三者の権利侵害の不存在その他一切の事項について、一切保証しないものとします。ご利用者様自身が、本サイトに掲載されている情報の有用性等を判断し、ご利用者様自身の責任でご利用下さい。
合わせて読みたい!
中古車販売店を開業する手続きについてはこちら!
中古車販売店開業マニュアル① ~手続き編~
中古車販売店が意識するべき税務のポイントについてはこちら!
【税理士監修】中古車販売店向け税務のポイント
節税に必要な考え方と具体的な対策はこちらから!
【税理士監修】中古車販売店必見!効果的な節税方法をご紹介
中古車販売店の開業を考えている方へ
中古車販売店の業務は、仕入業務や在庫管理、広告媒体への掲載、販売後の顧客管理など多岐に渡ります。多くの中古車販売店様は、こういった数多くの業務を管理システムを利用して効率化を図りながら行っています。
当社が提供する中古車販売管理システム「symphony」は、こういった中古車販売に必要なあらゆる機能を搭載したシステムになっています。また、一度入力した車両情報は、広告情報や見積書、請求書などに自動反映されるため、情報入力の手間を省くことができます。併せて、広告媒体への掲載と販売車両保証サービスもご利用いただけるため、「業務効率化」だけでなく「収益拡大」「販路拡大」にも貢献いたします。
ご不明点や開業に関してご不安な点がございましたら、お気軽にお問合せください。
中古車販売店の開業を考えている方へ
中古車販売店の業務は、仕入業務や在庫管理、広告媒体への掲載、販売後の顧客管理など多岐に渡ります。多くの中古車販売店様は、こういった数多くの業務を管理システムを利用して効率化を図りながら行っています。
当社が提供する中古車販売管理システム「symphony」は、こういった中古車販売に必要なあらゆる機能を搭載したシステムになっています。また、一度入力した車両情報は、広告情報や見積書、請求書などに自動反映されるため、情報入力の手間を省くことができます。併せて、広告媒体への掲載と販売車両保証サービスもご利用いただけるため、「業務効率化」だけでなく「収益拡大」「販路拡大」にも貢献いたします。
ご不明点や開業に関してご不安な点がございましたら、お気軽にお問合せください。